生活習慣病とサプリメント

サプリメントとは

サプリメントとは英語で、「補うもの」「追加するもの」という意味です。

日本では「栄養補助食品」、または「健康食品」と呼ばれ、特定の栄養素を補うものです。薬のような形をしていますが、あくまでも“食品”であって、自然界にもともと存在するものなので、副作用がほとんどありません。

私たちが生きていく上でさまざまな活動をしたり、そのためには体を健康に維持したり、新陳代謝したりするのに必要な栄養素には、どんなものがあるのかご存知ですか?

私たちの身体に必要な栄養素は約40種類もあるんですよ。
それらは炭水化物・タンパク質・脂質の3大栄養素と、ビタミン・ミネラルの微量栄養素との5つに分かれます。近年は食物繊維も加わり、第6の栄養素といわれるようになりました。

現代の私たちの生活では、3大栄養素が不足するということは、極端なダイエットをしている場合などを除いては、まずないといっていいでしょう。

例えば、朝はトーストに牛乳、お昼はハンバーガーにフライドポテト、夜は焼き肉、おまけにデザートのケーキ・・足りないどころか取り過ぎの状態ですね。

しかし、ビタミンやミネラル、食物繊維などはこのような食事からは充分に取れていません。しかも調理の過程でかなり失われてしまっています。

加えて日常的なストレス、飲酒や喫煙、環境の悪化などによって、大量に消耗してしまうのです。
そこで、ビタミンやミネラルを補う手段がサプリメントなのです。

といっても、とりあえずサプリメントをたくさん飲めばいいだろう、というわけではありません。ビタミンやミネラルは“微量”栄養素といわれるほどで、欠乏にも過剰にもなりやすいのです。

特にミネラルは適正な量の幅がかなり狭いので、むやみやたらに飲むと、かえって身体に悪い場合もあります。それぞれの栄養素で、助け合う関係のものもあれば、邪魔しあうものもあるのです。サプリメントを効果的に飲むにはそれらの関係を知っておくことや、目安となる量をしっかり守って飲むことが大切です。

またサプリメントには、食品から抽出した天然成分のものもあれば、化学合成されたものもあり、俗に"健康食品"と呼ばれてはいても、絶対に副作用がなく安全と言い切れるものでもありません。やはり必要な栄養素は、適切な食事から直接摂ることが一番であることは言うまでもありません。

サプリメントの疑問

■値段が安いものよりも高いサプリメントの方が効果があるのですか?

質の良いサプリメントを作るためには、それなりのコストがかかります。(研究・開発・材料)そうすると当然、標準のものより値段は高くはなります。
しかし、気をつけなければいけないのは「高いから効果がある」と思わせるためだけで高価な価格設定をしているメーカーも中にはありえるということです。その場合、当然品質=価格ではありません。
飲み続けていくには無理のない価格のものを選ぶということも大切です。

■サプリメントを飲む時、薬を服用している人は医師や薬剤師に相談しなければいけないですか?
基本的には薬と併用して飲んでも問題ありませんが、栄養素によっては薬に影響を及ぼすものもあります。
薬を服用している場合は、専門医に確認してみた方がよいでしょう。

■何種類ものサプリメントを同時に飲んでもいいのでしょうか?
マルチビタミンやミネラルを基本として、他のサプリメントをプラスするのは問題ありません。でも、たくさん飲めば健康によいというわけではありません。
同じ成分や、体内で同じような働きをする成分を多量に摂取すると、頭が重く感じたり、発疹が出るなどの症状が出る場合もあります。
表示されている飲み方(お召し上がり方)や用量を守って飲みましょう。

■もっとも効果的な飲み方は?
サプリメントの栄養素の多くは、食事で摂る栄養素と一緒に摂取したほうが吸収率が高まります。飲む時間についての表示がないものは、食後すぐ後に飲むのがよいでしょう。
また、ビタミンB群やビタミンCのような水溶性ビタミンは、一度にたくさん摂っても尿として排出されてしまうので、必要量を何回かに分けて摂るのが効果的です。
また、ビタミン類は塩素に弱いので、水道水ではなく浄水器の水かミネラルウォーターで飲んだ方がよいでしょう。

■特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品の違いは?
・ 特定保健用食品(個別許可型)
特定の保健の用途に資することを目的とし、健康の維持、増進に役立つまたは適する旨を表示することについて、厚生労働大臣により許可または承認された食品。
例えば「血圧が高めの方に」など特定の保健の用途などが表示されており、ヨーグルト、食用油などがあります。

・ 栄養機能食品(規格基準型)
その人にとって不足しがちな栄養成分の補給などを目的とした食品となっています。
国が定めた規格基準に適合していれば、栄養成分の機能表示を行うことができる食品のことをいい、国からの個別の許可を受けたものではありません。
例えば「カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素です」など栄養成分の機能とともに、摂取にあたって必要な注意事項などが表示されており、錠剤のサプリメントや清涼飲料水、菓子などがあります。

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